人間関係で、相手に伝えたのに、話しが相手に伝わってなかったり、相手がそれを忘れてしまう。なんて事が日常よくありますよね。
そもそも、何故そのような事が起こるのでしょうか?
「エビングハウスの忘却曲線」を知っているでしょうか?
ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスによる人の長期記憶に関する実験で
人の忘れる速さは、覚えた20分後42%、一時間後に56%、1ヶ月後には79%も忘れるてしまうと言うモノです。
人は8割相手の話を聞いていないと言われています。しかも聞いていたとしても、1ヶ月後には、79%も忘れてしまうのです。
この事から、伝える側は、伝わらない事を相手のせいにして、イライラするのではなく、
相手は話しをほとんど聞いていないし、その内容もほとんど忘れてしまう事を前提にし、工夫して相手に伝わるようにアプローチする方が建設的です。
例えば、話した内容を相手に確認してみたり、20分後もう一度伝えてみたり、紙に書いて渡したりと、伝わる努力をしましょう。
話しを聞く側も、「忘れてしまうから仕方がない」と開き直るのではなく、聞いた話しを繰り返して記憶したり、紙に書き留めるなどをして、記憶する努力が必要です。
話しを伝える側は伝わる努力を、聞く側は相手の話しに真剣に耳を傾ける努力をする事が、お互いの信頼関係を構築する上で重要なのです。
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