より良い人間関係を築くための大切な基本について
それは・・
「同じ現実を見ていても、人それぞれ、見え方が違うと言う事です。」
「そんな訳ないだろー」と思う方もいると思いますが・・
例えば、
「朝起きて、雨が降っていたとします。」
○旅行に出掛ける予定があった人・・残念な気分になります。
○農家の人・・恵の雨かもしれません。
○雨に何か思い入れがある人・・感極まるかもしれません。
天気一つとっても、人それぞれ思いが異なる事が分かると思います。
もう一つ極端な例をあげます。
「彼は多くの人を殺めた」と言う事実があるとします。
この事実だけを聞けば、誰でも「酷い人だ」と思うのではないでしょうか。
では、この事実に「彼は、国の為に自分の命を顧みず勝利をおさめた」と言う情報を加えてみましょう。
いかがでしょう。 彼は英雄のようにみえてきたのではないでしょうか?
このように、事実に情報を一つ加えただけで、物事は正反対の見え方になるのです。
ましてや、生活環境、家庭環境、宗教の違いなどの複合的なら要素が加われば、如何に人それぞれ、物事が異なってみえるか分かると思います。
人それぞれが、自分なりの正しい世界観の中で生きています。
よって、人と接する時、「相手は理解できない存在である」と言う事からはじめなくてはならないのです。
「こんな事は、当たり前だから分かるはずだ」など、自分の価値観を前提にして人と接すると、上手くいかないのです。相手と考えが異なるからと言って、頭から相手を批判してはいけません。
相手を理解するには、ゆっくり信頼関係を築き、相手の世界観を知る事が必要なのです。
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